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バイクでの交通事故の顛末

GSR250 バイク

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山梨までツーリングをした帰り道の府中の甲州街道で、信号が赤に変わったのでニュートラルにして停まった。元々交通量が多いのに、2車線の道が1車線、道路工事で通れなくなっていた。よって渋滞していたのやが、私は先頭より前にはみ出して停まっていて、前のワゴンRは交差点の真ん中ちかくで停まっていた。するとワゴンRのバックの白ライトが光り、後ろに下がってきた。私は驚いて後ろに下がって当たるのを避けようとしたが、当然ながらバイクは重いので急には動かない。結果、バイクのフロントフェンダーと接触した。事故である。ただ事故のなかではマシだったのは、こいつがそれ以上は後ろに下がってこなかったことだ。さらにバックしてきたなら、バイクが倒れていただろう。私は降りて運転手の元にいき、当たった旨を伝えたら、本人は気付いてなかったらしい。何かに当たった(踏んだ?)かなとは思ったが、事故とは思わなかったと。とりあえず左前のハローワーク府中に移動する。

私は警察を呼ぶような事故はバイクではしたことがなかった。今回は、340㎞ほど走って非常に疲れてたし、昼からメシも食ってないしで頭がきちんと働かない状態やったが、相手の50歳前後のおっさんがしっかりしてないので、こちらで対応せねばならない。まずは警察に電話し、来てもらう。45分ほどかけて調書をとる。怪我はしてなく、大事故ではないので、調書を作り終えると、警官は帰っていった。暗いので傷の程度をきちんと把握できないが、大きな傷ではない。が、確実に傷はついてるので、直さねばならない。加害者のおっさんは、会社(中小企業)に勤めていて、保険にも入ってるので、その点ではよかった。保険に入ってない奴が1割ほどいるが、こんなのと事故をすると最悪だ。ただこいつは頭が悪くて、10年以上前のボロいワゴンRに乗ってる。そんなだから事故を起こすのだ。渋滞してるのやから、すぐ後ろに誰かがいるなんて考えたらわかるだろう。こいつの言い分は、私が悪いので私が決めることではないが、できれば保険を使いたくないという、使えば来年からの等級が上がるからだ。そして、

「こちら(おっさん)が悪いけれども、保険を使えば10対0にはならない。あなただって(クルマがバックしてきたときに)クラクション鳴らさなかったでしょう、よってあなたの保険料だって上がる、私のクルマの傷は直さないので、あなたのバイクの傷も、あまりないのだから、そのまま乗ってくれませんか。女房と子供がいるんだ!」。

給料が安くて、子供は中学、高校生ぐらいでお金がたくさんかかる、よってお金の余裕が無いのだろう、それに加えて頭が悪いので、こちらは悪くないのにチャラでいきましょうといった提案をしてきた。最後のようなセリフは、現実世界ではめったに聞けないだろう。いずれにせよ、いま判断を下すのは無理やから、保険使うかどうかを明日電話で伝えることと、連絡先を交換して別れる。

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前述のとおり、私は事故経験があまり無いので、事故後の対応についての知識がない。そして事故現場の府中市、私の住んでる江戸川区、おっさんの住んでる神奈川県相模原市はそれぞれ遠いので、会って話し合いでの解決は無理だ。よって保険を使うことにした。私の保険会社に電話して説明すると、保険会社の言う結論は、「私に責任は一切ない」とのこと。互いの車両が動いていれば、常識的判断ではどちらか一方が悪いとしても、保険では10対0にはならない。が、私は停まってNに入れてるので、それでぶつけられたら非はないので、私の保険は使わないとのことだった。私は腹が立った。あのおっさんの10対0にならんという話は、嘘をついたなら悪質やし、嘘でなくとも私の年齢ならいざしらず、50歳前後でその程度の知識も無いというのはおかしい。おそらく後者だろう、バカやから。よっておっさんに電話し、保険で解決すると伝えた。

私が次にしたのは、バイク屋に行って、修理の見積もりを出してもらうことだ。家の近くにスズキの正規ディーラーのスズキワールド葛飾がある。ここでバイクを買ってないが、せっかくの機会なのでスズキワールドで直してもらおう。

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修理代は、13716円だった。しかし私としては修理代だけとってはい終わり、では納得できない。こちらはまったく悪くないのにぶつけられ、電話や修理などに私の時間を奪われてる。スズキの私より若い営業マンに事故についての考えを話してあなたならどうするかと訊くと、「ぼくならお詫びでお菓子持ってこさせます。それで終わりです」。私はお菓子などいらんし、おっさんも60㎞離れてるので嫌だろう。他の人にも相談したら、最後のお互いに傷がついたということでナシにしようというのはふざけてる、とんでもない奴だと言われた。よって私の交渉は、

 

 ①修理代は13716円やが、慰謝料込みで2万円払え

 

②それが嫌ならそちらの保険で払わせる。ただ、その際は来年から保険料が上がって、慰謝料分以上の出費になるぞ

 

おっさんに電話して修理代を伝えると、「わかりました、ではその金額を払います」。+@は一切考えてない、とんでもない野郎である。①を伝えると、「それはおかしいでしょう!」と即答である。嫌なら②でと伝え、多少言い争いをして電話を切った。

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すると後日、本人でなくこいつの加入してる保険会社から電話があった。当事者間で解決できなければ、保険会社が代わりに交渉するとのこと。保険の女の言い分は、お互いに譲らない平行線になってるので、こちらがどうかひいてほしい、と。慰謝料は諦めてくれ、ということ。私は被害者で、実害や嘘を言われたなどの迷惑を被っているので2万円は引かない、との考えは変えない。相手の女はトラブル対応のプロである。こちらにすこしでも隙があればそこを突いてくる。ただ、私も負けるわけにはいかないので、頭使って、大声出して1時間以上ガーガー言い合った。結局、保険の女が諦めて、「2万円で変わりませんね?それ以上にはならないですね?」。ならんと約束し、あちらが加害者にその方向で話すと言って電話を切った。

私は勝った、と思った。しかし!保険会社の女からの次の電話で、そういうことはできないと言われた。つまり、私の言い分は、慰謝料込みで2万円払え、嫌ならおまえの保険で払え、であるが、被害者が加害者に対して、加害者の保険で払えと強要することはできないという。そんなもん納得できん!と言うと、「それなら○○さん(私のこと)の保険会社に電話して、それが事実かどうか聞いてみてください」。聞くと、強要はできないのは事実だった。ということならこれ以上の交渉は無意味だ。修理費13716円+慰謝料で15000円ならすぐに払うとおっしゃってます、というので、それでええよ、と答えた。これで事故交渉は終了である。

まったく理不尽な仕組みである。べつに私は慰謝料6000円がものすごく欲しいわけでない。多大な迷惑を人にかけといて、慰謝料なしや慰謝料1000円は社会人としておかしかろうということ。私の思いは、加害者のおっさんに金を払わせて経済的に損をさせたかったのだ。だから慰謝料を払わず、こちらには一銭も入らんが、そいつの保険使って次回からの保険料が上がる方でも構わない。ただ、強制が無理なら、これらのロジックは破綻する。被害者が我慢するしか選択肢がない。

今回の事故で、思ったこと、わかったことをまとめると、

 

①疲れてたら、咄嗟には正常な判断、行動はできない

それらについては当然のことながら、実体験することで理解できた。確認せずにバックしてくる奴が悪いが、それに気づいてすぐに私がホーンを鳴らしていれば、7割方、接触はしなかったと思う。しかし当時の体の状態ではその行動は無理だった。それにふだんホーンを鳴らさないので、咄嗟にその行動をとるのは無理だ。早く帰ろうと腹減ってるのに飯を食わずに走ったのはよくなかったと反省する。

 

②事故現場、相手のクルマ、クルマの傷を写真撮る、ナンバーをひかえる

振り返ると驚くことに、これらをしてなかった。それほど疲れていたし、経験ないからそこまで頭が回らなかった。

 

③その場で示談で終わらし納得いく金額をとらないなら、相手にその場で 保険会社に電話させる

昔、熊本で事故をしたときに、私は悪くない状況で、ミラーがすこし曲がった。相手と一緒にバイク屋にゆき、ミラーの修理の見積もりを出すとと6000円。彼は1万円を私に払った。このケースのように、両者が納得したうえでの示談ができるならその場ですればいいが、今回のケースは夜なので傷の程度がわからない。最悪、フェンダーが入り込んで自走できない可能性もある。よってその場での示談は無理。そしてその際は必ずその場で保険会社に電話させないといけない。なぜならそいつは保険に入ってないのに入ってると嘘をついてる可能性もあるからだ。

 

④大声で怒鳴る、威嚇する、喧嘩を売る

経緯を説明してきた通り、被害者に理不尽な制度になっている。せめて被害者ができる憂さ晴らしは④である。ただしこちらから殴ったら罪に問われ罰金10万円~なので、喧嘩を売るなら相手から殴らせるよう、しゃべりでそう誘導せねばならない。

 

以上が私の事故の顛末である。書いてて不快さが残るが、ただ怪我はしてないし、バイクもコケてないので、事故のなかではダメージの少ないものだ。事故をしないよう気を付けないといけないと強く思う。こちらが加害者になってしまうと、相手に大きな迷惑をかけてしまう。そんなことはしたくない。そしてこちらが被害に遭った場合、相手が頭おかしい奴ならまともな解決はできない。これはたいへんなリスクだ。かんたんにできるリスク低減は、古いクルマには近づかないこと。