足裏のウイルス性イボとの闘い① 感染、そして増える

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右足裏の、小指の下の肉が膨らんで歩行の際に常に体重がかかる部分にイボができたのは3年ほど前になる。異物が挟まっているような状態で、歩けば違和感が出てきた。しかしイボの知識はほぼないので、どんな病気なのかわからない。人に訊くと、それはタコだなどと言われた。イボに対して深刻に考えることはなく、ほったらかしにし、途中から爪切りで削るようになり、1~2週間経つと元に戻るのでまた削る、を繰り返していたが、治らないので近所の皮膚科の病院に行ってみた。

イボができましたと足裏を見せると、

「う~ん…、これはウイルス性のイボかもしれない」。

このときに初めて、自分のイボがタコや魚の目ではなく、ウイルス性のものやと知った。最低限の説明を聞き、治療法は、液体窒素という、-200°で患部を焼き、ウイルスを殺していくものになるとのこと。液体窒素での治療の特徴は、治るのがいつになるのかまったくわからない点だ。だいぶ後にネットで体験者の状況をみると、数回で治る人もいるが、何年やっても治らない人もいる。そしてむちゃくちゃ痛いのだった。その日は歩行が困難になる。間隔を10日以上空けると効果が薄れるので、1週間に一度のペースでの治療になる。覚えていないが、たぶん10回ぐらい通院したのかなぁ、めんどくさくなったのだろう、行くのをやめてしまった。以降、この病気に対して調べることもせず、爪切りで削っていくを繰り返すようになった。芯までは削れないが、イボの塊を取り除きさえすれば、違和感なく日常生活を送れるようになるのだった。この病気に対して深く考えることもしなかった。繰り返し削れば、いずれ治るだろうと思っていた。爪切りで削っていいですかと医者に訊くと、「いじるのはやめたほうがいいと思う」とは言われていた。

月日が経ち、2016年の春ぐらいやったと思う、右足裏を見ると、イボが2つ増えて、計3つになってる!箇所は親指の付け根と、中指の下である。これ以降に、イボの深刻さにやっと気付いてネットで調べるようになり、知ったのやが、ウイルス性のイボは移るのだった。自分にも移るし、たとえば裸足で歩く銭湯やスポーツジムのマット、トイレのスリッパなどで他人にも移る。機会を特定はできないが、私も他人から感染したのだ。そして削るとウイルスが飛び散り、自分の足裏や手に増える危険があるので、絶対に触ってはいけなかった。よってウイルス性のイボができてしまったら、すぐに治療して完治させねばならない。

ウイルス性イボは、完治がなかなか難しい病気なので厄介であるが、それ以上に厄介なのは、この病気にかかる人が少ないことである。つまり、ほとんどの人の知識に入っていない病気なのでどう対処すればいいかという判断がしづらい、少なくとも私にはできなかった。そして命に関わる病気ではないので、私も含め、多くの感染者がほったらかしにする傾向がある。このウイルスは、皮膚の表面に付着した後、皮膚の奥に入っていき、血液から養分をもらって生きていく。したがって初期段階の方が直しやすく、ほったらかすと、どんどん大きくなっていくのだった。

 

ウイルス性イボ日記

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