足裏のウイルス性イボとの闘い④ 完治したので、経緯をまとめる

ウイルス性イボをレーザー治療してから4か月ほど経つ。すこしでもウイルスが残っていれば再発するので、今の時点で完治したとは断言できないが、見た印象では治ったと思う。ということでイボと共に暮らした3年間を振り返り、まとめてみたい。

まずは感染した場所やが、私の場合は週に2~3回通うスポーツジムか、たまに行く銭湯の可能性が高い。移されたこちらは被害者やが、感染すれば、次は自分が移す側になる。つまり他人に迷惑をかけることになるので、その意味でも感染すれば早く治さなければならない。病院の受付の人に教えてもらったが、足裏にウイルスが付いても24時間以内に洗えば感染しないとのこと。私の場合は不潔にしていたわけでないが、たまたまウイルスが残ってしまったのだろう。

次に感染した場合は、になるが、「これはウイルス性のイボだ」と気づくのに時間がかかる。なぜなら珍しい病気で自分も周りの人もそれについて知らないし、魚の目だろうな、と思うからだ。時間が経ち、「これは魚の目ではないんじゃないか」と疑問に思うときがくるまで待つしかない。その時点で皮膚科に行けばいいが、私はアホなので、病院に行くなんて考えもしなかった。ある日、イボと無関係な、ダニに噛まれた箇所が大きな水膨れをし、それで皮膚科に行き、その際にイボについて医者に聞いたのだった。

皮膚科に行くと、「これはウイルス性のイボです」と教えてくれる。そこでやっと本当の病気を知ることができ、医者から自分でイボを削ったりすればウイルスが他に移るので触るなと言われる。私はイボが大きくなるにつれて、そこに小石が挟まってるような感じで歩きづらくなったので、2週間に一度ほどのペースで爪切りで削っていた。削ればいずれ治るだろうと考えていた。小学生並みの思考の浅さに我ながら驚くが、その代償としてイボ1つが3つに増えた。したがって触ってはいけないのやが、問題は医者の次の行動で、そいつはほぼ確実に「液体窒素治療」を勧めてくる。

 

液体窒素治療は絶対にしてはいけない

 

 これは‐200°でウイルスを焼いて死滅させる治療法やが、これで治る可能性は低い。治らないうえに強力なデメリットがあり、むちゃくちゃ痛い。当日は痛みで歩けない、翌日はなんとか歩けるが、痛みは残る。イボの数が多ければ、そのぶん痛みは増す。治療は1週間に一度で、定期的にやらないと意味がないと言われた。そして当然、無駄に金がかかる。私がした病院では1回分が750円で、最後の3回ほどは1,000円になった。なぜ値上げしたのか説明はなかったし、こちらからも聞かなかった。治療代が1,000円なら、年間で48,000円かかる。これは医者に言われた通りの表現になるが、1年やっても患部がウンともスンとも言わない人もいるとのこと。私の場合やと、1年どころか2年治療しても治らなかっただろう。

腹立つのが、液体窒素では治らないことを医者は知ってるやろうに、それをほぼ強制的にやらせることだ。皮膚科の医者にとってこれは、非常においしい商売だ。たんに液体窒素を患部に当てるだけである。こんな楽な仕事はない。私がかかった医者は、手術する選択肢もあるが、ウイルスが残れば再発する。再発の可能性はそれなりにあるので地道に液体窒素で治した方がいい、と言ってきた。こちらは知識がないので従うしかない。液体窒素を勧める医者は人間のクズだ。捕まらへんなら、自分の担当者の顔面に液体窒素を1分間当て続け、その後ボコボコにして半殺しにしてやりたい。治らんのに液体窒素を当てるなんて、たんなる暴力やないか。蛇足ながら、イボは命を失う危険はないが、癌などの重い病気でも間違った治療法を勧めてくる医者はいるだろうなと思った。そういった病気にかかった際も、自分で病気の治療法を調べないといけない。なんといってもこちらには知識がない。何もわからない状態で医者の言うことを鵜呑みにするのは恐ろしいことだ。

ただしフェアにいえば、ウイルス性イボにかかったばかりなら、ウイルスは皮膚の奥底にはまだ届いていない(と思う)ので液体窒素で治るのかもしれない。このあたりは経験ないのでわからないが、液体窒素で治る人もいるみたいなので一応書いておく。私は感染したばかりでも液体窒素は勧めない。

次は自宅治療、つまり自分で治す試みやが、

 

・自宅治療もしてはいけない

 

皮膚科の医者が嘘つきである次は、ネット情報も嘘ばかりだ。私は液体窒素治療に不信感を抱き、ネットで調べて、ブログには自宅治療で治したという記事が多くあったので自分も自力で治そうと思った。まず私がしたのは、イボコロリサリチル酸で皮膚を溶かして治すといったやり方やが、これは魚の目などに効くのであって、ウイルスには効かない。というのはウイルスは皮膚の奥底まで達しているので、ここまで溶かしたら激痛が伴う。そして血管から血液を養分にしてウイルスは生きているのやから、そこまで溶かせば出血するだろう。したがってイボコロリでは治らない

次にしたのは線香で焼くといった方法やが、今考えると、こんなので治るわけがない。でも当時は本気で線香で焼いていた。焼けばウイルスを殺せると思ったのだ。たしかに殺せるだろうが、ついでに火傷するだろう。むちゃくちゃ痛いので、毎晩気分が落ち込んでいた。

ネット上には、自宅治療という間違った紹介をしているブログ記事がたくさん出てくる。つまりウイルス性イボの治療法は、医者もネットも嘘つきばかりやということ。100歩譲ってブログに書いてるそいつは自分で治したのかもしれんが、それを一般化して他人に勧めるのは間違いだ。どういった目的で嘘情報を書いて他人に迷惑をかけやがるのか。匿名でバレんなら何書いてもええのか。こいつらは頭のおかしい連中だ。

それでは確実に治る、お勧めの治療法はあるのか?となるが、ある。それは炭酸ガスレーザーによる治療である。名前の通り、レーザーで焼くのだ。これのよい点は、私が行った病院では初診のその日に焼いてくれる、そして安価であること(ただし1回につき2か所までしか治療できない、たとえば4か所ある人は残りを翌月に治療する)、さらに治療後は痛みはあれど歩ける、つまり松葉杖とかそういった状態にはならない。私が治療した病院は、八重洲の「やえす日本橋ヒフ科」である。この病院は拠点が東京にいくつかあり、治療をする院長がいる病院が曜日によってちがう。したがって自分が行きたい曜日を決め、その曜日に院長がいる病院で予約する必要がある。

いぼ | 日比谷ヒフ科クリニック

他の病院でもレーザー治療をするところはあるだろうが、首都圏で住んでいなくても近くにそれをする病院がなければ、このために東京に来て治療すればいい。

ちなみにレーザー治療も絶対に治る保証はなく、再発しても文句言うなよの誓約書にサインさせられる。ただ私のイボ2つのうち1つは3年物で、その分、深く根を張っているが、それでも治った。したがって一度の治療でほぼ治るのだろう。

 

・正解は、レーザー治療で治す

 

治療から1年以上が経ち、再発がないのでウイルス性イボは完治したが、治るまでの過程に皮膚科のクソ医者に騙され、ネットの情報に騙された。そのせいで2年ほど無駄な時間を過ごし、無意味に激痛(液体窒素を経験した人はわかるが、本当に痛い)を味わい、大金ではないが少なくもない金を浪費した。終わったこととはいえ、私にはそれらに対する怒りがある。他の治し方もあるかもしれぬが、レーザー治療がベストだろう。すくなくとも私はそれで治った。この記事で書いてきた通り、ウイルス性イボは珍しい病気で、間違った治療法をしている人が多い。正しい治療法が常識になる日が早くきてほしいと思う。ウイルス性イボは治すのが難しい病気ではなく、正しい治し方の答えを知るのが難しい病気だ。

私のブログを読んで、一人でも多くの人がウイルス性イボを治せば、これほどうれしいことはない……ということはないので、ま、このブログを参考にするもよし、アホみたいに液体窒素で治そうとするのもみなさんの判断である。確実にいえるのは、私はお先に治しました~ということ。最後にあなたの健闘を祈ってこの「ウイルス性イボ日記」を終える。

 

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 ↑ 液体窒素と自宅にてサリチル酸で溶かしていた頃。イボが3つある。

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 ↑ レーザー治療の翌日。皮膚も削ってるので、当然、多少の痛みはある。上は病院からもらった塗り薬。

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 ↑ 1週間後

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 ↑ 1か月後、乾燥している

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 ↑ 3か月後

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 ↑ 4か月後

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 ウイルスは残ってないようにみえる

 

ウイルス性イボ日記

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