葛西海浜公園で泳ぐ

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江戸川区葛西臨海公園の先には葛西海浜公園があり、夏には海水浴ができる。数年前から一週間の期間限定で泳ぐことができ、今年から一か月ほど泳げるようになった。かつての東京湾は泳ぐなどもってのほかというほど水質が悪かったが、近年は改善されたらしい。ここの素晴らしいところは、東京都で唯一の海水浴場だということ。そして私の家から10㎞しか離れていない。海で泳ぐために千葉や伊豆などにわざわざ行かなくてもよく、私にとってはたいへんにありがたい存在である。ということで今年は何度もここで泳いだ。

葛西で泳ぐ際に気を付けねばならないのは、干潮やと水位が低すぎて泳げないこと。満潮でロープがされている限界まで進めば頭が浸かるほどの水位になる。知らなかったが、干潮満潮とはべつに潮目というものがあり、小潮のときだとまったく水がない。一度知らずに行くと、泳ぐなど不可能で、干拓みたいになってて驚いた。

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 ディズニーランド

 

ここに行く目的は泳ぐことやが、当然、疲れるのでずっとは泳げない。ということで他の遊びはカニを捕まえること。名前を知らなかったが、紫色の、大きいものだと手のひらよりもでかいカニがたまにいるので潜って捕まえる。このカニの習性はおもしろく、海から出すとおとなしく、水の中に戻すとすぐ逃げようと動く。そしてなぜか腹を掴むと足を高速でバタバタさせて嫌がる。

海水浴の開催期間が終わったある日、地元の商店街を歩いていると魚屋があり、箱が置いてある。何かの生き物がいるので好奇心から覗くと、私が捕まえていたあのカニ達がいて驚いた。この邂逅のおかげでこのカニの名が「ワタリガニ」やと知ることができた。つまり食うことができるのだった。だから彼らは本気で逃げてたんだな。ちなみにワタリガニは俗称で、ガザミが本来の名とのこと。

この海水浴場は存在するだけでありがたいので文句つけるつもりはないが、雨が強く降ってきたら海から引き上げさせられる。私からすれば雨ぐらいでそんなことするなよと思うが、ただ、泳いでる人は子供もいるのでこの対応が正しいのだろう。もし死人が出れば、たいへんなことにはなる。私個人の考えでは、土砂降りだろうが泳がせてほしい、どっちみち濡れてるのやから。大して深くもない海で溺死したら、それはそいつの責任である。

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 先には東京ゲートブリッジがみえる

 

駐輪場から海まで10分ほど歩くが、後半で気づいたのは、裸足で歩けば楽しいということ。足裏はツボがあるので裸足で歩くのは健康によいと思う。けれど、健康のために裸足で歩こうなんて言ってるのを聞いたことないが、なぜだろう。裸足で歩いてたら刺激があって気持ちいい。ただすれ違う人に奇異な目でみられる、やっぱり裸足で歩く場面が日常でないからおかしいと感じるのだろう。

ということで、葛西海浜公園の海水浴はほんとうに素晴らしいと思っている。来年も行きまくりたい。プカプカ浮いてると、海っていいなと感じる。この感覚の起因が遠い先祖が海中で生活していたから----であれば、ロマンがあってたいへんよろしい。

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 橋を渡れば海水浴場

 

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 左が海水浴場で、先は都心

 

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 葛西臨海公園は広く、自然豊か

 

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  大きな観覧車もある

 

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  セミとも遊びたいの