カエルを助ける

19時前に市川市千葉街道船橋方面にバイクで走っていると、自分が走ってる車道側の端で何かがジャンプするのを見かけた。2~3回ジャンプしていて物が飛んでる風ではなく、すぐにカエルか!と思った。私はびっくりした、田舎では道路上に生き物がいるなんてよくみかける光景だろうが、都会でそれはない。近づくとやはりカエルで、しかもデカい。交通量が多いのでかなり危険な状況である。カエルは当然、人間社会に対して無知ではあるが、危ない状況であることはなんとなく理解しているのだろう、だからジャンプしているのだ。ということなのでバイクを車道の横に停めて、カエルを捕まえにいく。

しかしながら、車道にバイクを停めるなど本来なら絶対にしたくない。街灯はあるが、夜なので見えなくて車が突っ込んでくる可能性がある。だから道路から離れてどこかのスペースに停めたいわけやが、見ると近くにそのような場所はない。千葉街道は全般に狭いのだった。早くカエルを救出しないと、彼(彼女かもしれんが性別はわからんので彼とする)が車道の真ん中へ進むとペチャンコになる。バイクは超大事やが、生き物の命だって大切だ。ということでハンドルロックしカエルの元へ行き、まずは足で歩道へと誘導する。車道を離れたらとりあえずは安心で、そこで初めてカエルを捕まえた。身体がデカい。たぶん、これはウシガエルだろう。よくぞ都会でここまで大きく育ったなと感心した。

さて、彼を逃がす場所を探さねばならない。カエルがいるということは近辺に川や沼、ドブがありそうやが、この辺りにくわしくないのでそれはわからぬ。夜で遠くは見えないし。家で地図をみると、近辺に川などはなかった。バイクの心配がなければカエルにとってよい環境の場所を探してやるが、それもできぬ。そしてタンクバッグに入れて川まで運ぶという選択肢もあるが、それはアマガエルならできることでウシガエルは大きすぎて無理だ。ということで住宅地に入っていき、草がたくさん生えている土地があったので、そこで逃がす。5分ぐらい掴まれていたので疲れたのだろう、手を離すと動かなくなった。暗いのでこのあたりの土地の全体像がまったくわからない。大きなカエルにとって生き抜くのは大変な場所だろうとは思うが、残念ながら私にはこれ以上のことはできない。一番いいのは誰かが見つけて川などに逃がしてやることやが、そんな親切な人はいないだろう。それにしても彼はどこから来たのだろうか。ペットが逃げたというケースも考えられる。

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カエルにがんばって生きろよと言ってお別れをし、道路の向こう側のコンビニでトイレを借りて手を洗ってバイクの元へ戻る。10分ぐらい離れていたので心配やったが、何もトラブルなく停まっていて本当によかった。

ああいう出来事に遭遇することはめったにないが、バイクの時でよかった。車なら駐車するなど無理だ。難しいかもしれないが、彼には生き延びてほしいと願う。ちなみにカエルを助けるなんていい人だと思うかもしれないが、私は中国の桂林という中国大陸の奥地でカエルを食べた。夜店でカエルが3匹、串刺しになって売られていたのだった。味は美味しくもなく、不味くもなく。したがってカエルにとって私は天敵であり、命の恩人でもある。

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