東京モーターショー2017 ヤマハ

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まずはR1をベース車にした自動運転車両。クルマほどは自動運転のニーズがないが、技術革新の方向性としてはここに進むことになるだろう。画面でビデオを流していたが、実際に自動運転のR1がサーキットを走っていた。もちろんおもしろいなとは思うが、趣味で乗るバイクは運転を愉しんでなんぼなので、個人的には自動運転に関心なし。というか自動運転車が現れるのは素晴らしいことやけど、未来において人間の運転は禁止!となったら死亡者は減らせるかもしれないがバイク好きにとっては地獄の時代になる。

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Star Ventureという大型ツアラーがある。私はこれの存在を知らなかった。日本では売っておらず、逆輸入車として買えるがおそらく見かけたことない。ゴールドウイングもほぼ見かけないのであまり需要がなく、もしくは最近のモデルで昔はなかったのかもしれない。日本車でのライバルはゴールドウイングになるが、ゴールドウイングは新型になってデザインがスマートになったが、スターベンチャーは威風堂々といった感じで存在感がある。これで北海道ツーリングをすればバイク観が変わるだろう。いやいや、人生観自体が変わるか?私のような一般的な価値観のバイク乗りにとってもアメリカの田舎のような広大な土地で運転すれば愉しいだろう。アメリカでのバイクの需要の半数がクルーザーとのこと。ツーリングをするとハーレーの大きなクルーザーをたまに見かけるが、日本のようなストップ&ゴーが多い道路状況だとストレスが溜まるだろう。いずれにせよ、個性的で凄いバイクだ。

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やっと発売されるXSR700は、今のバイク乗りの好みが反映されている、と思う。というのは私のような昔ながらの好みだとカッコいいなとは思うが買おうとは思わない。これが好みなのは私のタイプとスクーター乗りの中間にいる人達だろう。さすがにヤマハだなと思うのは綺麗なデザインであること。私ならXSR700より安いベース車のMT-07を買うが、XSR700のほうがおしゃれではある。個人的な予想よりXSR900が売れているので、XSR700も人気車になるだろう。

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MT-10もあり、跨ることができてうれしかった。このバイクのおもしろさはいくつかあるが、ひとつは価格で、160万円ほどする。同クラスの日本車のGSX-S1000は115万円程度なので、方向性がBMWドゥカティと同じく贅沢にコストをかけたモデルということだ。直接のライバルはモンスターか?ところでMT‐10との思い出があるので書く。年末に調布駅周辺を歩いていて、幹線道路を赤信号で止まると、止まっていた先頭車両の車の後ろにMT‐10がいて驚いた。走っているMT‐10をみかけたのは初めてなので興奮して、笑顔で凝視していたら、なんと運転手がNに入れてたはずなのにわざわざ先頭まで来てくれた。彼も「このバイクはMT‐10だ」とわかるヤツがいて驚いたのだろう、今やバイク好きの数は少ないのだった。話しかけたかったが、いつ信号が青に変わるかわからないし、気持ち悪いと思われたら嫌なのでそれをしなかったが、後で振り返ると間違いなくバイク乗り同士として心が通じ合っていたと思う。納車したばかりだろうから最もワクワクしている時期だ。あともう一回、海老名SAでも見かけたので高額車ながらけっこう売れているのかもしれない。私なら迷わず(安いけど凄い)GSX-S1000を選ぶが、MT-10のほうが魅力あるのかも。

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f:id:suzaku-umenoya:20180309012731j:plain超凄いことに、MotoGPのレース車両を展示していた。念のため聞くと本物だという。バイクの名前はわからんがこのレース車両で培う技術がYZF-R1に反映される。異彩を放っている青く派手な車両の凄さがわかる人もわからない人もみんな跨りたいので行列ができており、写真も撮ってもらわなあかんので凄さを実感する余裕がなかったのが悔やまれるが、「凄い!」というのはなんとなくわかった。驚くのはタイヤで、溝がまったくなくツルツル。市販のタイヤなら交換時期はとっくに過ぎてるレベルなので、こんなタイヤで運転など怖くてできない。f:id:suzaku-umenoya:20180308233221j:plain

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 私もヤマハは好きやし、凄いメーカーやとも思っているし、ヤマハ車を所有したこともあるけど、日本メーカーでもっとも馴染みが薄い。今250㏄のバイクを買うならYZF-R25を選ぶのやけど、いつかまた、ヤマハ車に乗る日はくるのだろうか。もし乗ることができたらすごくうれしい。最後にヤマハが提案するクルマの写真を。需要がどれほどあるかわからないが、トヨタと共同開発すればおもしろい。

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