新型クラウン 東京モーターショー2017

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東京モーターショーで楽しみにしていたモデルのひとつは次期型クラウンである。現行のグリルの形は絶対におかしいので、新型はまともにしてくるのか、全体的にカッコよく仕上がっているのか期待していたのだった。実車をみると、デザインの完成度の高さに本気で驚いた。とんでもなくいい。クラウンのデザインをきちんと踏襲していながらも新しい。新型のデザインコンセプトは「スポーティ」やと思う。たとえばサイズが近いBMW5シリーズのデザインはかなりスポーティで、ベンツEクラスもその雰囲気はある。クラウンは2つ前のゼロクラウンからその方向性にいこうとしたが、どうしても既存のおじさん御用達的な雰囲気がより強かった。それが新型で高いレベルで融合されているなと感じた。どこの角度からみても素晴らしいデザインだ。

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たとえば横のガラスは前席、後席の2枚が一般的やが、その後ろにもう一枚ガラスがあり、Cピラーの角度が緩やかでクーペのようなスタイルになっている。伝統のあるクラウンでこういったデザインにしたのはおもしろい。リアデザインもきれいにまとまっているなと思う。そしてCROWNのロゴも素晴らしい字体でこのまま市販化してほしい。ただ、あくまでコンセプトモデルなので完成車のデザインは変わる可能性はある。あるが、デザインはできあがっているので、ほぼこのまま発売されるとは思う。たとえばホイールもカッコいいが、コストがかかるものだろうから市販車ではこんなホイールは履いてないかもしれない。グリルにRSとあるが、これは既存モデルならアスリートである。私はアスリートの名称のほうがいいと思うが、足回りのセッティングもロイヤルと変えて本格的なスポーティモデルを用意するのかもしれない。ロイヤルはRSより地味なデザインになる。

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デザインはとくにサイドビューが素晴らしいと思う。これはBMWとベンツにまったく負けていない。現行のそれと比較すると、まったく違う。現行が古臭くみえるほどだ。価格が200万円ほど違うのでしかたない面もあるが、今までは5シリーズとEクラスと見比べると、デザインに見劣りはしていたが、新型は負けてない。クラウンのデザインを担当した人達は、ほんとうによい仕事をしたと思う。

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現行の画期的だった点はエンジンで、以前のクラウンといえば6気筒だったが、現行の売れ筋は4気筒2リッター+ハイブリッドである。最大のメリットは燃費がよくなったことで、従来の6気筒モデルより20%ほどいいのではないか。したがって新型も同じタイプになるだろう。V6のラインナップが消えるという噂もある。

現行の最大のだめな点は自動ブレーキの性能の低さで、新型は発売されたばかりのLSと同じシステムを採用してほしい。高性能の自動ブレーキがつけば、クラウンの弱点はなくなると思う。

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私が小学生の頃に父がクラウンに乗っていて、よく助手席に乗った。だから私にはクラウンの思い出があり、関心が強い。コンセプトモデルのデザインのまま発売となればすごく嬉しい。クラウンは日本を代表するクルマなので、完成度が高ければ素晴らしいことだ。

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