山手線の休日

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本日、山手線と京浜東北線が、線路内の柱が倒れたために運行できなくなった。

その場所がアキバ~神田間やったので見にいってみた。靖国通りの上なのやけど、写真の通りなるほどたしかに倒れてる。さて、今回のことでいろいろと考えさせられた。当然ながら、山手線は日本で最も重要な路線である。それが柱が倒れた程度で8時間も動かせない。たいへんな社会損失だ。柱一本でこうなるのやから、大地震が起きれば東京全体がフリーズすることは想像に難くない。

ただ、個人的には今回の事故は悪いことではないと思う。なぜか。代替があるからだ。停まらない駅はあるがJRでも上野東京ラインや埼京線は走ってるし、メトロを使えばほとんどの駅あるいはその近くまでは移動できるからだ。

毎日毎日、一年中電車を動かすことは大変なことだ。しかしひとは、それを当たり前やと感じるようになる。これは何に対しても当てはまる。平和、安全、便利、幸せ、健康…。けれどもそれに普遍性はない。だからそのことについて意識するために、たまには不便な目に遭うのもよい。いつも山手線が動いてることは、空気のように当然に存在するものではないのだ。実際、夕方から動き出して、いつも見てるE231を今回感動しながら見た。日本は鉄道が世界一普及しているが、それに対して日々、感謝せねばならんなと改めて気付かせてくれた。

山手線は、毎日働いてる。たまには休日があってもよいのではないか。