出羽三山神社に参拝する 山形県鶴岡市

出羽三山神社がある羽黒山は、昔から山岳信仰が盛んで、東北における修験道の聖地のような場所である。初めの鳥居をくぐってすこし歩くと、川と滝が現れる。なるほど、これらは修験道に相応しいなと思った。さらに歩くと左手に羽黒山五重塔が建つ。この五重塔は有名で、東北旅行のポスターに使われるケースもあり、なんと国宝である。目の前に立つと、あまりの美しさに感動した。さすがは国宝だ。多くの五重塔をみてきたが、羽黒山五重塔がもっとも美しく素晴らしい。おもしろいことに背は高くなく、五重塔のなかでは低い部類に入るだろう。考えてみると、奈良にあるのがわかりやすいが、五重塔は平地に建てられている。山の中にあるのは珍しいだろう。よくぞこのような場所に建てたものだなと思う。羽黒山五重塔をみるためだけに鶴岡へ来る価値はある、それぐらい立派な建造物だ。f:id:suzaku-umenoya:20170902233231j:plain

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神社は山の上にあるので、ひたすら階段を登っていく。同じスタイルのものは香川県にある金毘羅さんこと金刀比羅宮である。ここも長い長い階段を登っていく。私は香川で住んでいたので、金毘羅さんにはよく参拝した。ただし両者に違いはあり、金毘羅さんは多くが山の側面を進むが、出羽三山神社は山の中を登っていく。ちなみに石段は2446段あるとのこと。

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神社に着くと、5月で雪が残っている。考えてみれば鶴岡あたりの冬は雪が積もる、いや豪雪地帯かもしれない。したがって冬は参拝できないのだろう。平地の神社に比べ、山の奥にある神社は聖なる気を感じるし、たいへんな思いをして辿り着いたので達成感もある。お寺もあるのは、ここが修験道の地だからだろう。それにしても、今ならこのような場所でも車などで材料を運べるが、当時に神社をつくるのは想像できないほどの難工事になる。よくつくれたものだなと不思議に思う。

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 寺

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