恐山に参拝する 恐山菩提寺

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恐山は下北半島の先にある。大阪や東京に住んでいれば遥か遠くにありにけり、となる。恐山と私の最初の関わりは、20歳のときに北海道ツーリングをし、帰りは本州を走っていこうと思ったので、夜に函館からフェリーで大間へ行き、真っ暗の道を走ることになった。危ないと思ったのと疲れていたので公園で寝ることにしたが、この近くには有名な恐山がある。そこは霊場なので、幽霊が出るのではないかとビビりながら寝たのを覚えている。あれから7年ほど経ち、初めて恐山に行く機会を得た。寺の名は菩提寺という。

この日は残念なことに本降りである。恐山の性格を考えれば、雨のほうが雰囲気出ていいか?そんなことない、次いつ来れるかわからないほど遠いので晴れた日がいいにきまっているが、こればかりはどうしようもない。

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境内に入ると、なるほど霊場の雰囲気がある。日本三大霊場は恐山と高野山延暦寺で、私はそのすべてに行ったことあるが、高野山延暦寺霊場と呼ばれるに相応しいスピリチュアルな土地である。先人はきちんとそれを感じて、このような土地に寺院をつくったのやと思う。強い硫黄臭があり、参拝者が置いていった小銭が溶けるほどのガスが出ている。

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寺の人から聞いておもしろかったのは、恐山の水子供養の風車は有名やが、これは寺が始めたのではなく、参拝者がやり始めて、いつの間にか定着したとのこと。もともと恐山は水子供養に力を入れていたわけではなかったのだ。

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恐山まで行くのはなかなか難しいが、私のようにお寺参りに関心がある人にとっては行く価値はある。というか、一度は訪れねばならないだろう。本州の最果てだからこそあのような霊場が生まれたのやと思う。

 

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 宇曽利湖

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