「松戸献血ルームPure」で献血

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千葉の松戸は家から近い。環七を内回りに走り、水戸街道を柏方面にしばらく走ると松戸駅である。13㎞、25分で着く。献血ルームがあることからもわかるとおり、大きな街ではあるが、一度も遊びにいったことない。電車で松戸駅を降りたことはあるが、周辺を歩いたこともない。したがって今回は、松戸に行くこと自体がたのしみであった。

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HPには、提携しているバイクの駐輪場はないと書いてあるが、念のため電話で確認すると、駐輪場があった!隣接する伊勢丹の地下に停めれるという。駐輪場があるなら、ルームに行くうえで精神面での障害はなにもない。ここは百貨店の駐車場なので、30分200円と超高い。高いからHPには記載していないのだろう。ここは6台分のスペースがあるが、行きも帰りも停めているのは私だけだった。

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ルームに入ると、予想と違って広くて綺麗だった。私は行ったときに楽しむために、ネットで写真を見ないようにしていて、松戸は場所柄、狭くて古いルームだろうと思っていたが、よい意味で裏切られてうれしかった。オープンは2007年とのこと。

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そして今日は、『肩もみ』のイベント日である。採血前に松戸の『整体あすか』の先生に施術してもらう。自分では肩こりはないと思っていたが、凝ってますね、と言われた。スポーツをしているか訊かれたのでウエイトトレーニングをしていると答えると、彼はマッサージ師を22年しつつ、ウエイトトレーニングを教えることもやっているという。趣味が同じなので、最後までその話で盛り上がった。私はベンチプレスがもっとも好きやが、彼は教え子にベンチはさせないという。歳をとって、腕が上がらなくなるという。たしかにそのリスクはある。いい三頭筋してますね、と褒めてもらえた。2本の指で逆立ちできる指で集中的に右腕の三頭筋の内側を揉まれたので、時間が経った今も、ちょっと痛みがある。そして胸を揉まれているときは、むっちゃくちゃこそばかった。ギリギリ我慢できたが、すみませんもう無理です!と音をあげそうになった。私はウエイトトレーニングをジムの仲間としているので、彼らからアドバイスをもらうが、考えてみると、身体を触ったうえでのアドバイスはされない。先生は、走るのが速い遅いのと同様に、ウエイトトレーニングは100%才能だという。向いてない人がやっても意味がないとまで言ったので驚かされたが、君はがんばればもっと(扱う重量が)上がるよと言ってもらい、うれしかった。施術は13分で、ルームのイベントとしては川崎の手相診断と並んで、もっともよかった。他のルームでも、マッサージや整体をもっと増やしてほしい。個人的には、その際はいまのようにボランティアでなく、きちんと報酬を払うほうがいいと思う。

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検査の採血で、いろんなルームに行っているのですね、と言われたので、ルーム巡りが趣味ですと答えると、「全国に行っていますか?」。残念ながら、大阪と首都圏だけである。なるほど、趣味ですと答えればそう思われるよなと学んだので、次からは「ルーム巡りが趣味です、首都圏はほとんど行きました」と答えることにする。成分献血をするが、どちらでもいいなら血漿(けっしょう)をしたいですと伝えると、「センター(実際はこの表現ではなかったが、何て言われたか忘れた)からの要請があるので、血小板でお願いします」。血小板は3日しかもたず、年末は全血、血小板の供給が1年で最も減る。たぶん血小板で頼まれるだろうなと予想していたし、足りていないなら、もちろん血小板で協力します。ちなみに年間の献血回数の上限は、血漿は24回、血小板なら12回だ。

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松戸ではお菓子は5種類でまあまあ、漫画、雑誌、そして私は観ないがDVDは満足できる量を揃えていた。うれしいことに『会長 島耕作』があるので、これを持って採血室へ。採血室やベッドもきれいで、ベッド数は10台、看護師さんは5人、採血サイクルは4クール(血液をとり、血小板だけとって他は体内に戻すのが1クール)だった。1時間で終わり、看護師さんに水分の取り方について訊くと、「一気に摂っても尿で出るだけなので、今日はこまめに水分補給してください」。「水でもいいですか?」「アルコール以外ならいいです」。

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駐車券は3時間分だった。一般客なら、駐車代は1200円になる。ルームの本音はもっと短くしたいのだろうが、採血後は20~30分の休憩を推奨している。私は経験ないが、採血後には貧血で目まいや立ちくらみを起こすリスクがあり、特に私はバイクを運転するので、すぐ帰らせて、献血が原因で事故を起こされるとニュースになる可能性もある。したがって私としてはありがたいことに、採血が終わってから50分ほどの時間が残っていたので、コーヒーなどを飲みながら、ゆっくりと過ごす。

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このルームのみの光景は、トイレの前に有料の缶の自動販売機があったこと。すべて(あるいはほぼすべて)のルームには、無料の紙コップの自動販売機が用意されている。アペックス、コカ・コーラジャパンビバレッジなどが社会貢献で無償提供しているのだった。飲み物やお菓子が目当てで献血する人もいる。松戸はジャパンビバレッジ2台だった。有料の自動販売機を設置する意味はないと思うので、不思議な光景である。

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そして帰る10分前ぐらいで存在に気づき、かなり後悔したのやが、足裏マッサージの機械が2台、置いてあった。これも他のルームで見たことないが、マッサージ機があるのは素晴らしいと思った。これの価格は高くないから、他のルームも用意してほしい。

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松戸献血ルームは、トップクラスではないがけっこうきれいで、サービス面に魅力があると感じた。よいルームです。意外にといえば失礼になるけれど、千葉の献血ルームはレベルが高い。

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私の献血ルーム巡り

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千葉の献血ルーム巡り

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妙法生寺に参拝する ワンコの名前はジョイ君 千葉県夷隅郡大多喜町

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首都圏で日帰りツーリングに行くならもっぱら千葉である。目的のひとつはお寺巡り。GSR750とともに妙法生寺(みょうほうしょうじ)にゆく。地図をみると、「麻綿原高原」という山の中だ。私は秘境のような場所にある神社仏閣は大好きなのでわくわくしながら向かっていると、途中から道が狭くて荒れている。走れないことはないが、オンロードバイクやと慎重に走らないと危ない。このあたりは広い範囲で山なので、これほど奥まで入っていくのなら、無人寺ではないかと思った。

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お寺に着くと、木の枝を切っている人がいる。聞くと、あじさいの枝を切って、間引きしていると言う。妙法生寺はあじさいで有名なのだった。50年ほど前から前住職が植えはじめ、今では20万本ほどのあじさいがあるという。開花の7月には、多くの参拝客で賑わうとのこと。

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階段を上って本堂前に着くと、作業着姿の男性に会い、挨拶をされた。その方に「扉が閉まっていますが、(本堂の)中に入れます。入ると、握手できる仏様がいますので。(私の持っているビニール袋を見て)食事はこちら(休憩所)でできますよ」と言われた。本堂に入れるのは嬉しいが、『握手できる仏様』ってなに?初めて聞く表現だ。男性と会話をしていると犬が近づいてきた。犬好きなので、ワンちゃん、ワンちゃんと犬に話しかけると、「名前はジョイといいます」。人と話すのが好きな人なのだろう。たぶん、この人は住職だろうなと思った。人相でそう感じたが、ただし作業着なので断定はできない。

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お堂にお邪魔させて頂くと、握手できる仏様とは、手に触れることができるという意味であろう。これはお寺の魅力を上げる努力である。私は本堂の静寂のなかをひとり、座っていた。何かを考えたり、あるいは考えなかったりしながら、しばし時が経つのを忘れて、仏様の前で座る。

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本堂を出ると、荷物を置いていた所にみかんがあった。さきほどの方だろう、ありがたく頂く。

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他にもおばあさんがいて、他の参拝者に飼い犬と猪の決闘について15分ほど熱く語っていたが、高齢にみえるのに、話し方が非常にはっきりとしていた。以前に九十九里浜ちかくの神社で、神社の関係者である88歳のおばあさんに会ったが、彼女も話し方や動作がしっかりしていた。神仏のご加護のおかげでそうなっているのならおもしろいが、どうだろうか。帰り際におばあさんに挨拶すると、ハキハキと話されるのですごいなと思った。こういう歳のとりかたができれば幸せだ。

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あじさいの間引きをしていた人にも話しかけると、いろいろな話をしてくれておもしろかった。彼は会津の寺で1週間、断食などの修行をしたという。せっかくここまで来たのだから、天拝園まで登っていけばいい、そこで日蓮が暁光を拝んだ伝承がある、と言われたので行ってみると、これはもう、本当に素晴らしい景色である。房総の山と太平洋が、これほど広くみえる場所は他ではないのでは、とすら思った。教えてもらわなかったらこの景色を見ることはなかったので、感謝です。

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  北は見渡す限りの山

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  奥は太平洋

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素敵な景色に後ろ髪を引かれつつバイクまで戻ると、さきほどの方と、みかんをくれた方が道に座って休憩している。みかんの方はやはり住職だった。「飲んでいきませんか」と缶コーヒーとお菓子をくださり、私も道に座る。バイクで千葉の有名な寺巡りをしていますと言うと、「なんでそんなことしてるの?」。自身では意識してなかったのやが、私ぐらいの年齢で、お寺に興味があるのは珍しいと言われた。おもしろかったのは、「あ、創価学会の人?」。なるほど、このお寺は日蓮宗やからそれはありえる。「いえ、ぼくは創価学会ではないです」。「では小さい頃に両親とお寺に参っていた?」。すみません、それもちがいます。四国の出身だというと、88か所だからか、とも言われたが、それもちがう。私のように周囲の影響でなく、自分でお寺が好きになった若い人は、あまりいないのだろう。考えてみるとたしかにそんな人、私の周りにもいない。

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  7月はあじさいでいっぱいの景色になる

 

住職は明るく、人が好きな方だったので、愉しくお話しさせていただいた。住職と話しこむなんてめったにない機会なので、いろいろと質問させていただく。日蓮の法難のうちの、首を切られる寸前に、何か光るものが落ちてきた助かったエピソード、あれは事実でしょうかと聞くと、科学的な解が返ってきたのはおもしろかった。住職は事実だろう、という考え。

では、もう暗くなるので、と解散し住職は山に入っていったが、そういえば大事なことを聞き忘れていたと気づき、迷惑かなと思いつつ追いかけていき、「お寺で拝む際に、何を祈ればいいですか?」と聞く。

「私が信者の人達にいつも言っているのは、最初の祈りは世界平和です。みなが人の気持ちを考えるようになれば、争いはなくなる。次は、家族や周りの人の幸せです。そして最後に、自分のこと」

仏教のルールとして、それらが決まっているわけではない。この考えは、住職が仏教日蓮宗などを勉強した結果、導き出した考えであり、縁あって私はそれを聞くことができた。したがってこれからはその3つを祈ることにする。

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妙法生寺は山奥にあるので、主要道路から近い清澄寺や誕生寺よりは行きにくい。そして住職に言われて気づいたが、墓がない。つまり菩提寺ではないので、それに類する収入は無い。世間で仏教が嫌われている面がある原因に、いわゆる葬式仏教がある。墓があることで、寄付をさせたり、頼んでもいないのに盆に坊さんがきて、お経を唱えて大金をもっていったりする。これはたいへん“おいしい商売”だ。こういう現世利益を汚らしく追い求める住職のいる寺のガレージをみると、LSなどの高級車が停まっていたりするのやが、妙法生寺は(おそらく)クリーンだ。その結果として、かつては廃寺になる手前まで追い込まれたときもあったという。あじさいを植え続けたのも、参拝者を増やす営業努力である。しかしながらそれは一時の期間だけなので、いまは紅葉を植えているとのこと。紅葉の苗?は大きいのは高価なので、小さいのを数百円で買って、10年後に向けて植えているという。こういった地道な努力をしているお寺があることを知り、勉強になった。私もまた、妙法生寺を訪れたい。山奥なので、すばらしい自然のなかにある。妙法生寺はかなり魅力のあるお寺であった。

 

 私のお寺巡り

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千葉のお寺

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GSR750がやってきた 私はスズキに首ったけ♡

GSR750の納車日までに、GSR250に乗り、その素晴らしい乗り味を存分に愉しみたかったのやけど、残念なことに忙しくて乗れなかった。したがってスズキワールドまでの6㎞の道のりが最後のドライブとなったので、真剣に走る。一度だけでもエンジンをレッドゾーンまで回したかったけれど、交通量が多いため叶わず。すこし遅刻しているので回り道はできない。最後にぶん回せなかったのは心残りだ。短い距離やったが、走りながらほんまにいいバイクやなと改めて思った。GSR250、大好きです。他の人は、新しいバイクが来る歓びのほうが大きいだろうが、私はGSR250との別れの悲しみのほうが大きい。なぜなら二度と乗る機会がないかもしれないから…。

そんなことを考えつつ、15分ほどで店に着く。店に入ると通路のまっすぐ前に私の新しいバイクがドーンと用意してある。超カッコいい!ということで前言撤回だ、やっぱ新しいバイクに乗る歓びのほうが勝りますね。

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本日の交渉相手は契約した日の店長ではなく、私と仲のよい、若い営業マンのAさんである。まずは契約時に紹介されて、加入の結論を保留していたオイル交換サービスについて話し合う。30Lのオイルを15000円で買い、交換工賃は500円、オイルフィルターのそれは900円、といったもの。オイルの質は良いと説明された。Aさんは愛車でサーキットを走るのが趣味なので、当然オイルの知識はあるから質のよさは事実みたいだ。そしてGSR750のようなスポーツエンジンは良いオイルを使わないといけないので、もともと加入するつもりであったが、納得できないのはフィルター交換工賃の900円である。900円はとりすぎなのでこれだけ引っかかる。

前回の店長との契約交渉時に、時間の余裕がなかったせいで契約書をきちんと見ていなく、それ以前にAさんと話した際に、これはサービスしますよと言われた内容の請求額5000円が契約に入っていたので、今回の交渉で削らなければならない。ただし、既にハンコ押して契約は終わっているので、変更できませんと言われれば、できない。経緯を説明し、外してほしいと言うと、「いいですよ。ただし、オイルサービスに加入してもらえるなら」。

優しそうな顔をして、実際に優しい人なのやが、さすが営業マンやなと感心した。どうやらこのオイルはノルマがあるみたいだ。納車日の報告電話でも訊かれたので、スズキがこのオイルをとんでもなく大量に仕入れたのだろう。ただ、Aさんも言うとおり、このオイルの質でこの価格は安いので客にとってもよいことだ。安いが、前述のとおり、フィルター工賃が900円で高いのが許せん。こんなもん、工具さえあれば1分でできる作業だ。バイク屋は、バイクが全然売れないので、整備、工賃で稼がないといけないのだった。

納得できないが、5000円を人質にとられ、脅されているので、加入させていただく。GSR250はオイル交換時期が6000㎞、もしくは1年で、最近のバイクは交換のタイミングが伸びてるのだなーと感心していたのやが、GSR750は昔のバイクと同じ3000㎞、または6か月。「こういったバイクのエンジンは精密に作られているので、オイル交換時期は必ず守ってください」とのこと。

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次は盗難保険である。これは購入時にしか加入できない。しかし盗難保険は入るべきかどうか、すごく悩んだ。盗まれる可能性はたしかに低い。しかし絶対に盗まれないとはいえない。実際、高級車の愛車が盗難被害に遭う人はたくさんいる。残念なことに、GSR750クラスになると、窃盗団のターゲットに入る。GSR250をプロは盗まないので、そういう心配はしなくてよかったし、実際、カバーはしていたが、交通量はそれほど多くはない道路沿いに、安いチェーンロックしかせずに停めていた。う~む、難しい…。たとえば大丈夫だの根拠は、近所にカバーもチェーンもせず道沿いにヤマハのボルトが停まっていて、このバイクは90万円以上するが、盗まれてない。だったら私も大丈夫かなと思うが、Aさんは、ボルトは下取り額が低いので、積極的には盗まれないかも、と言う。たしかにボルトは不人気車種だ。

盗まれるかも、の根拠は、窃盗数は東京が最も多い。そして仮に窃盗団に目を付けられれば、頑丈なチェーンをしていても、盗まれる。この保険はスズキが外部の企業に委託してある、したがって営業マンのノルマにまったく関係ないので、彼は意見を言わない。ということで自分で判断せねばならないが、ずっと悩んだ後に振り返ってピッカピカのGSR750を見ると、盗まれるような気がした。この想像が決め手となり、盗難保険にも加入した。こういう感じで、大型バイクに乗り換えると維持費がだいぶ変わってくる。まあそれでもクルマに比べれば安いが。

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グッドライダーという、おそらく警察がやっている1000円で加入する無意味な防犯登録があるが、私は強制加入やと思っていて、契約交渉時に質問しなかったのやが、この場で聞いてみると、強制ではないと言う。ほとんどの人は加入するが、たまに拒否する人もいるとのこと。失敗した!世の中に不必要な警察の天下り団体に金を払ったのは悔しい!強制ではなかったのか。こんなのに入って、盗まれた大型バイクが還ってくるはずがない。契約交渉では、次に予定が入っていて、時間の制約があった。だからさっきの5000円とこれのチョンボが発生した。

契約時に、グッドライダーのシールは絶対に貼らないでくださいと言った。こんなダサいシールなど貼れるわけない。そもそもこの名前もおかしい、加入するように誘導してるじゃないか。いらないと言うと、「店のシールも…貼らない方がいいですか?」と聞かれた。なるほど見たことある、チェーンカバーあたりにスズキワールド〇〇と貼ってあるのを。貼ったらカッコ悪いというわけではないのでちょっと考えたけど、シール自体が嫌いなので、これも断った。店としては貼りたいのですか?と聞くと、苦笑しながら「貼りたいです」と言われた。たしかに走る広告になる。

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  GSX-R1000と光栄なツーショット

 

こういう流れで、総支払額が変わったので、新しく書類を作り、お金を払う。そしてAさんにバイクの説明を受ける。最後に、GSR250と写真を撮ってもらい、GSR750とも撮ってもらう。大学1回生のときの、CB400SFの納車時に、店員に写真撮ってくださいと言うと、みなさん、バイクを手放すときには写真を撮るが、納車時に撮る人は珍しいと言われたが、実際どうなんだろ。大型バイクを所有するのは初めてである。楽しみやが、GSR250のような乗りやすいバイクから換わると、非常に乗りにくいなぁと感じた。それは試乗したときからわかっていて、250クラスのように気軽に乗れるものではないのだ。乗りこなせるのはいつになる?

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GSR750日記

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GSX-S750を見に行く 私のバイクの新型モデル - Toita blog

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今回で102回目の記事になる。あれ、もうそんなになるのか…が本音で、私の場合、ひとつの記事の文量が多いから、けっこう書いたなぁと思う。ということでブログを振り返ってみたい。

ブログを始めた理由は特にない。ちょっとしたきっかけがあり、その勢いに乗じて始めた。が、べつに何かを書きたいと思っていたわけでないので、更新はまちまちだった。もともとツイッターをやっていたので、そちらはほぼ毎日書いていたのやが、わざわざブログに書くようなことが頻繁に起こるわけではない。だから初めの20回ぐらいまでは、薄っぺらい内容の、私を知らない他人が見ても、何もおもしろくないことを書いていると思う。当然の結果として、訪問者は少ない。だったら書く気も起きず更新が滞る…、の流れになる。

それが変わったきっかけは、去年の6月の、お台場でのハーレー試乗会の記事である。土日開催の初日に行き、夜に丁寧な紹介記事を書き、ツイッターで紹介した。今日行った人、今日行かずに明日行く人、楽しそうなら行きたいので、内容を知りたいと思っている人が見るのではないかと思ったのだ。するとハーレーの公式ツイッターリツイートしてくれたのである。そのおかげで多くの人がブログを見に来てくれた。やはりたくさんの人に見られないとやりがいは感じないなぁと思った。

次はCBR400Rの試乗記事である。ブログのために乗りにいったわけでないが、発売が去年の2月あたりで、私が乗ったのが4月か5月なので時期としてはそこそこ早い。だからCBRについて書いているブログがそれほどはなかっただろう頃なので、「CBR400R 試乗」などで検索すると、徐々に上位にヒットするようになったのだろう、多くの人がこれを見に来るようになった。その後のアフリカツイン、SV650も同様の流れである。

ということで、ブログで人気あるジャンルはバイクである。これは予想通りで、これからも新型車が出れば、乗って試乗記を書いていこうと思っている。ただし、いずれかのジャンルに人気が偏るのは嫌で、理想はいろんなジャンルを広く読んでもらうこと。これは人間性の幅に関わることなので、私にとって重いテーマだ。

それを踏まえて、谷保天満宮のヒット数が4位であることは非常にうれしい。この神社は個性的ですばらしいが、知名度は高くない。立地も国立で駅のちかくではないので、参拝者がたくさんくるわけではないのだろう。神社の方と写真撮影について話をした際に、写真を撮って、ブログなどで紹介してくれたらこちらとしてもうれしい、と言われた。谷保天満宮の記事はきれいにまとめて書いたので、この方の期待に応えられたのではないかと思っている。神社も客商売である。多くの参拝者が来て、お守りを買ったりお祓いをしてくれたら、それだけ財政が潤うのだ。軍鶏の放し飼いは強い個性やが、現状はそれがPRになっていないし、どうやればいいのかわからないのだろう。仮に聞かれても、私だってわからない。神社とお寺は、これからも積極的に書いていきたい。たまたま見にきた他人が、この人おもしろいこと書いてるなーと思われるような内容を書きたい。

他には、献血ルーム巡りがある。ジャンル別では最も数が多いと思う。首都圏の遠征が終わり、今年は都内などのルームに行き、それらの記事を書いていく。将来は、全国のルーム巡りもしたいなと思っている。

さて、採血室は写真撮影禁止である。しかしながら私の記事を見ると、採血室の写真が載っている。これはルール違反だ。私はこんなどうでもいいルール違反などクソくらえと思っているが、許せない!と思う人も存在する。わざわざコメントで指摘してくる人がいるが、それをしても私の考えが改まることはないので、無意味だ。よってこれからもどんどん載せていく。可能性はゼロにちかいが、仮に、そのルームから削除命令がくれば、消す。ただし、そのルームからである証明ができるなら、であるが。

ちなみに撮影禁止の理由はふたつあり、ひとつは、血液の番号を撮られることを避けるためだ。私の血が、ある患者に使われる際に、両者の特定はできないようにしている。それが血液の番号で漏れるかもしれない、という危惧はリスク管理として過剰だと思うが、方向性は正しいと思うので、私の写真にもその番号は載せてない。「ルールを守る」でいえば、その理由は正当だと思うので守る。しかし採血室自体を撮るなはどうでもいいことだ。すくなくとも私の価値観ではそうだ。よってそれが気に入らないなら私のブログを見なければいい。非難するコメントが来ても、返信はしない。個人的には、わざわざコメントをするなら、非難でなくおもしろいこと、有意義なことを書けばいいのに、と思う。私ならそうするし、おかしいと感じれば、以後そのブログはみない。もともと他のブログはみてないけど。

いまは、ブログをやってよかったなと思っている。文章を書くことが好きなので、書く場があるのは素晴らしいことだ。ツイッターの140文字はさすがに短い。まとまった分量の文章を書くことはたのしい。これからもブログは続けていこうと思う。

 

ハーレー試乗会 2016年お台場 バイクのお祭りといった雰囲気で愉しい - Toita blog

CBR400Rに乗る 2016年モデル - Toita blog

谷保天満宮に参拝する 軍鶏やザリガニが棲む - Toita blog

献血ルーム の検索結果 - Toita blog

 

バイクの購入交渉

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GSR250を購入しバイクライフを楽しんでいると、バイクがより好きになっていき、いろいろと調べるようになった。バイクを「大好き」でなく「好き」なら、250㏄に乗るのが正しい。100㎞/hはすぐに出るし、120㎞/h程度なら問題なく走ってくれる。フル加速すればじゅうぶん速い。価格は45~55万円ほどで、維持費は安い。GSRは11000㎞走り、整備費はオイル交換とチェーン調整1回のみ。大型バイクならタイヤは10000㎞ももたないし、タイヤ自体もサイズが大きいのでより高価になる。したがってふつうの人は250に乗るのが正解で、実際にそうしているし、ホンダ以外の日本メーカーは魅力あるモデルを用意している。しかしながら考えねばならないのは、バイク好きにとっての正解は何か、である。バイク好きは大型バイクに乗る。私はバイク乗りやバイク屋の人5人ぐらいに、「なんでこれ(250)に乗ってるの?」と言われた。彼らにとって250に乗るのはありえない選択だ。クルマでいえば「そんなにクルマが好きなのに、なんでフィットに乗ってるの?」といった感じ。なぜ86とかに乗らないのか、と。この考えは正しい。バイクをより好きになればなるほど、その葛藤が大きくなっていった。

ということで、近所にあるスズキの直営店「スズキワールド」へゆく。夏に、接触事故で被害を受けたフロントフェンダーの交換をこの店でしたので、顔見知りにはなっている。

一度見にいったことがあり、買いたい気持ちがあることは伝えてある。事前に電話で訊くと、訪れる日は私と仲のよい、若い営業の人はいないと言われた。今日は他の店員との交渉になる。まずは、この店でバイクを買うなら、GSRの下取り額はいくらになりますか?である。GSRを整備室に運び、試乗はしなかったが、エンジン吹かしたり、ボディなどを細かくチェックしている。私が冷やかしでなく、本気で買いに来ていることを知っているのだ。個人的には、買い取るなら試乗もしたほうがいいと思う。走らないと、たとえばきしみ音がするなどがわからない。ただ万が一、お客様のバイクを事故などで壊してしまえば大変なことになるのでしないのだろう。

10~15分ほど経ち、店員が現れ、

「保険が残っているので、それをうちで買い取らせてもらって、(そのうえで)◦◦万円です」

まず自賠責保険やが、私はGSRを買うときに、長く乗るつもりだったので5年、金額はたしか28000円ほどの最長のタイプに加入したのやが、乗ったのは1年と4か月ほどで、結果的に1万円以上、損をしてしまった。大型バイクは制度がまた違うので、乗り換えてもこれは移せない。正解は3年に入ることだった。5年先にどうなってるかなどわからない。私の判断ミスだ。

提示された金額は、妥当だと思った。いや、私が買うかどうかわからない客なら、提示額はこれより1万円かそれ以上に安かったと思う。だから誠意はあった。この誠意が感じられなければ、私のことをバカにしているか、そもそもダメな販売店だということなので、ここでは買わない。スズキワールド船橋、川崎、世田谷南など他にもある。

しかしこの金額では買わない。理由は2つ。高額商品を交渉可能な場で、最初の提示額で買うヤツは大阪にはいない。決算期などの例外を除き、最初の提示でこれが限界です!を出してくる店員はいない。おそらくまだいけるだろう。もうひとつは、私自身がこの金額に納得しなかったからだ。最低1万、上で2万円、額を上げたい。

提示された後、私は無言で天井を見上げていた。すこし間をあける。こちらの本音は、この金額(下取り額)では買わないが、できれば家から最も近いこの店で買いたい。1万円ほど多く下取り額を上げるのは大事やが、そのために他のディーラーを回るのはめんどくさいし、回って額が大きくなる保証もない。したがって私の理想は、『この店で金額をアップしてもらって、ここで買う』だ。ただそれを悟られたら足元を見られる。したがって怒ってないが、ちょっと怖い顔をつくって真剣な雰囲気を存分に出し、

「販売店にもいろいろと事情があるのはわかります。ただぼくも、買うならば高い買い物をすることになるので、この下取り額では買えないです。もっと頑張ってもらえませんか。(ここでバイクの購入金額が入った封筒を出して見せて)頑張ってくれたら、こちらで今日、買います。無理なら他のスズキワールドで買います」

ここまで言って、金額が変わらないならケンカ別れみたいになって、もうこの店には来れないなぁとも思いつつ、店員を見ると、この人怖いと目が言っていた。ケンカ腰ではないが、マジの雰囲気を出す加減は難しいのだった。すると店員は、

「わかりました。改めて査定し直してみます」

と言い、パソコンで在庫状況などを調べだした。5分か10分ほどして、

「◦◦万2000円でどうですか。この2000円は、総支払額が2000円出ているので、それを引いた分です。すみません、これがもう限界です。GSR250の中古が、うち(スズキワールド)だけで〇台あるんです」

12000円のアップである。『これが限界』が事実かどうかはわからない。たぶん、私の考えでは、当初の2万円アップまではいけると思う。ただし、今回の提示額は、満足はできないが納得はいく。そして中古の在庫数が〇台もあるのかどうか、それが本当かわからないが、ダブついているのは事実だ。世田谷南店でもそう言っていた。いいバイクなのやが、発売から3年以上経ち、中古車が出回る時期なので、在庫がダブついている以上、高値で買い取るのは厳しい。

さすがにこれ以上の交渉を東京でやれば相手が不快になる。私はまた間をおいて、その間に考えを巡らした。

「××について、どう思いますか。感想を教えてください」

「いいバイクだと思います。GSX-S1000ほどの(扱いにくいほどの)強力なパワーはないぶん、運転はしやすく、(S1000よりは)燃費もいい。この前、店の者が××で浜松まで高速を走ったのですが、燃費が30㎞/Lだったと言うので驚いたんです。よいバイクですよ」

次のセリフを言うのはさすがに私も緊張する。

「わかりました。では、買います」

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ということで、契約をした。人生で何十台ものバイクは買えないので、非常に貴重な経験であり、おもしろい時間だった。その後は書類を作り、何度もハンコを押し、前金を払い、諸々の説明を受ける。買いますと伝えてから、緊張が抜けてどっと疲れを感じた。本気の交渉は疲れる。GSR250の状態について訊いてみると、

「非常にきれいに乗られています。エントリーバイクなので、洗車せずにそのまま乗られている人もいますから」

「納車まで1週間ほどかかり、日にちが決まれば連絡します」

前回に店に行ったとき、営業の人に、もしバイクを買えば、納車までGSRに乗っていていいのかと訊くと、その間はGSRをそのまま乗ってください、ただロングツーリングには行かないでください、と言われた。

最後の場面で名刺を出され、

「私、店長の〇です」

! 店長だったのか。いい意味で若くみえるから店長だとは思わなかった。あとでHPをみると、店長だと書いてある。店のHPも見ずに買いに行ってる。

1時間半ほどで、交渉と契約後のやりとりを終える。いやー、むっちゃ楽しかったな。またこんな体験をしてみたいが、しょっちゅう買い替えるわけにはいかないのが残念。ということで、新しいバイクの納車がたのしみだ。しかしそれは同時に、GSR250とのお別れでもある。

 

GSR750日記

GSR123 の検索結果 - Toita blog

 

10年後の自分へのGSR250評

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 スズキのGSR250を1年4か月、11000㎞走ったうえでの評価をしてみる。記憶は薄れてゆくので、時が経てばGSRのことを忘れていく。実際、10年前に乗っていたCB400SFの乗り味はあまり憶えていない。したがってそれを文字で残しておくことは大切なことだ。

GSRと他の250㏄バイクを比較した際に、GSRのよい点は、最も安いことである。他にはカワサキのninja250SLとホンダのCBR250Rも同価格やが、これらは1気筒で、GSRは2気筒になる。乗り比べれば誰でもわかるほどのちがいが両者にはある。80㎞/hを超えたあたりから、振動の大きさに差が出てくる。2気筒の方が当然、余裕があるので走ってたのしい。個人的には1気筒のninja250SLとCBR250Rはおすすめしない。

GSRの凄いところは、安っぽい面がほぼないことだ。私の抱いた印象では価格設定が5万円ほど安い。

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まずはエンジン。結論からいえば、よいエンジンである。23馬力と非力やが、走ると数字ほどの非力さは感じない。たしかに出だしのパワーのなさには不満を感じるが、それをこのクラスのバイクに求めるのはお門違いだろう。120㎞/hまではすんなりと出て、上限は130㎞/hほどになる。100㎞/hぐらいなら、エンジンにまだ余裕がある。250㏄のバイクは非力やが、逆にいえばパワーを100%使い切れる愉しさがある。11000rpmからレッドゾーンに入る。2気筒なので8000rpmを超えたあたりからエンジン音と振動が大きくなる。街中でもレッドゾーンまで回すことができ、大いに遊べる。

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乗り心地やハンドリングなどの車体の出来は、平均レベルやと思う。特徴はなんといってもライバルより車体が大きく重く、180㎏もあるので、どっしりとした乗り味になる。それがよい面になるが、逆に軽快さには欠ける。そしておそらくライバルよりは多少、燃費が悪いだろう。燃費は暖かい季節で27㎞/L前後、冬は夏に比べて3㎞ほど悪くなる。最高燃費は33㎞/L、最低は21㎞/Lである。夏に8000rpm以上は回さないようなエコランをすれば、常時30㎞/Lは走ると思う。タンク容量が13Lなので、燃費が27km/Lならば350キロ走れる。250ccクラスは燃費いいので経済的だ。

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  マフラーは左右2本出し

 

他の要素をみると、維持費の安さに驚く。11000㎞走り、整備はオイル交換とチェーン調整1回のみ。オイルは6000㎞ or 1年で交換、オイルフィルターは3回に1度の交換でよい。そこそこの性能で満足できるのであれば、250㏄クラスはお金のかからない素晴らしいバイクである。

メーターはスピードがデジタル、タコがアナログである。スズキはこの組み合わせが好きだ。配置は、真ん中に大きなタコメーターがあり、非常に見やすい。オーナーが運転中に見るのは外観ではなくメーターである。したがってメーターのデザインのよさや見やすさなどは大切な要素になるので、この点はよいが、ただしライバルのメーターもよい。唯一だめなところは、時計がデフォルトで表示されないこと。オドメーターとの切り替えになっているが、非常に使い勝手が悪い。時期型のGSX-S250ではデフォルト表示にすべきだ。

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 納車して2時間後ぐらいでの撮影

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もうひとつ、最近のバイクの多くがそうやが、ヘルメットロックが付いていない。社外品を後付けすることになるが、そのデメリットはキーがひとつ増えること。キーが増えるのは携帯の際に煩わしいのでやめてほしい。なぜメーカーはヘルメットロックを付けないのだろうか。どういう理由からそれを付けないのか、不思議でしかたないし、かなり迷惑だ。

外観のデザインは、中の下といったところで、積極的にカッコよいわけではない。デザインで選ぶなら、ヤマハR25カワサキのninja250のほうがいい。ただしGSRは大柄で、サイズは400ccクラスである。250㏄クラスでこれほど大きなバイクは他にない。

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   センタースタンドは標準装備

 

乗ったことないが、評判通りに総合評価で250㏄クラスを選ぶのなら、ヤマハR25がもっともよいバイクやと思う。カッコいいし、性能もいいのだろう。ただし、GSRより10万円ほど高いので、価格を踏まえての評価が必要だ。ninja250もGSRよりいいバイクやと思うが、こちらも10万円ほど高い。

私はツーリングに行く際に、大きなバッグを積むのやが、GSRはシート(おしり)が長いのでそれが積めた。したがってロングツーリングにも最適なバイクである。GSR250は本当に素晴らしいバイクだった。バイクが「大好き」でなく「好き」レベルであるなら、GSR250にずっと乗っていただろう。きちんと調べたうえで納得して買えば、よい相棒になってくれると思う。夏に軽い接触事故を起こした(こちらに非はない)が、事故はそれだけで、一度も転倒はしなかった。運転を愉しむのは大事やが、事故をしないことも同様に大切なことだ。しかしこちらが気を付けていても、相手から突っ込まれれば避けようがない。事故がなかったということも踏まえて、GSR250と付き合ったバイクライフは愉しい時間であった。短い期間だったけれど、ありがとう、GSR250!

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スズキ GSR250納車 - Toita blog

GSR750がやってきた 私はスズキに首ったけ♡ - Toita blog

GSR250と新潟~福島ツーリング 福島編

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宿泊した新潟の越後三山を出発し、すこし走ると福島に入った。

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10~20㎞ほど走ると、当初、泊まる予定だったキャンプ場に着いた。ということは泊まった場所から遠かったわけであり、断念した判断は正しかった。地図でみる距離と、実際の距離は、山道でくねくねしているのでちがうのだった。隣接に食事する店があり、9時ぐらいやったと思うがオープンしていたので入ると、女性の店員がいる。確認すると、昨日の電話で話した方だ。

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すみません、昨夜の電話した者ですと言うと、「だから無理なんじゃないのって言ったでしょう、そしたらお兄さんが、ダイジョブでーす!って言うから」。朝ごはんにラーメンを頼むと、美味しかった。この性格のよい女性からいろいろな話を伺う。ここは南会津郡桧枝岐村の、白樺小屋というキャンプ場の「みやまえ食堂」である。このあたりは当然、豪雪地帯なので、冬は商売などできない。しかし雪かきでたまに来なければ、屋根などが壊れる。しかし夏や今日のような秋なら、素晴らしい土地である。女性に感謝を述べて出発し、会津に向かう。

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ルートの途中に、「岩風呂」という渓流沿いの露天風呂があったので入る。場所は南会津郡南会津町木賊温泉(とくさ)である。私ひとりだけやったし、隣は川で、オープンな空間だったので気持ちよかった。せっかくなので、川にも潜って遊んだ。福島の自然は素晴らしいなぁ。

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会津に行くのは4年ぶりぐらいだ。そのときに会津の名所は行ったので、時間の都合上、今回は会津滞在時間は短い。会津から山を越え、猪苗代湖に出、湖沿いの道を走る。これまた素晴らしい景色。

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今日泊まるのは二本松の「あだたら高原」というキャンプ場だ。夜前に着くと、ジムニーに乗っているおじさんがいて、他にカワサキの1400GTRという珍しいバイクが停まってあった。このおじさんは話好きで、荷物も下ろしてないのに、彼とずっとしゃべっていた。毎年この時期に泊まりにくるとのこと。そのうち、すこし離れた旅館の銭湯から帰ってきたGTRの40代のお兄さんが戻ってきた。ふたりとも、明るく性格がよいのでよかった。では3人で飲もうという流れになり、炊事場で飲み食いする。

お兄さんは名古屋でバイクのスズキと関係がある会社で働いていたが、辞めて、この大きなバイクを買い、北海道ツーリングをしてきて、名古屋に帰る途中だという。彼はバイク業界で働いていたので、バイクについて詳しい。スズキには否定的で、スズキはバイクに乗らない人が開発をしていると言っていた。ただGSX-Rだけは真面目に作っている、とも言っていた。私はバイクが大好きやが、バイク仲間は昔からいない。私の世代はバイク好きがほぼいないのだった。50代以上の人達は若い頃、みんなバイクが好きだったので、先輩からいろんな話を聞かされ、バイクについて教えてもらいながらバイクに詳しくなっていった。私も10年前にこういった先輩がいれば、もっと楽しいバイクライフだったのになぁと思った。すべての質問に答えてくれるのですごい。

そして彼は霊感が強く、霊がみえる。昔、彼は行きたくなかったが、友人達と心霊スポットに遊びに行くと、部屋に入るとあきらかに気温が下がった。その先の部屋をみると、女の霊がすごい形相で睨んでいて、これ以上入ったらだめだ!と言ったが周りの人達には霊は視えていなかったとのこと。曰く、遊びでそういうところに行ってはいけない、どうなってもしらないよ、と。私も同じ考えやったが、霊感のある人に言われて確信をもった。

4時間以上話しただろう、ジムニーの方が多くのビールを持っていたので、後半はそれをもらって飲みながらの楽しい時間だった。お兄さんはツーリングの上級者でかつ、バイクにたくさんの荷物が積めるので、焚き火セットも持っている。あだたら高原は炊き火もできるのでしてもらった。自分でも驚くほど楽しかった。私のバイクにはここまでの荷物は積めない。ほんとうに、なんでもできる、頼りになるお兄さんだ。旅の醍醐味のひとつは、人との出会いである。その機会は予想できないが、キャンプ場でたのしい出会いがあって、福島まで来てよかったなぁと思った。

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   右のおふたり、真ん中が私のテント

 

朝には、キャンプ道具についても教えてもらう。遠くまで光が届くライトや、頑丈なテント。実際に、今日は風が強く、倒れこそしないが私のテントは大きく揺れていたが、ふたりのテントは骨格がスチールか何かで、まったく揺れない。もっといいのを買ったほうがいいよと言われた。そしてGTRに跨らせてもらった。車体はZX-14Rと同サイズで、サイドケースが着いているのでそれより大きい。これで北海道を走れば最高に楽しいだろう。

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残念やが、私はもう東京に帰らなければならない。もっと話をしたかったが、お礼を言って、別れる。予定に間に合わないので、東北道を120㎞/hで走るが、風が強くて非常に危ないし、疲労を強く感じ、集中力がもたない。こんな状況なら休みながらゆっくり走らねばならないが、無理して走っていると、末尾にリンクしたことが起きた。

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新潟や福島は、ツーリングには最高の土地だ。いつかまた、時間がとれたら走りに行きたい。

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材木にバイクで乗り上げる - Toita blog

GSR250と富士山~山梨ツーリング - Toita blog

GSR250と新潟~福島ツーリング 新潟編

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新潟と福島へツーリングに行った。関越の練馬ICまで一般道で30㎞ほどあるが、1時間でそこまで着いたことに驚きつつ、関越で湯沢まで走る。たしか180㎞ほどだったと思う。9月なのでツーリングにはよい気候やが、あとひと月ほど経つと、雪のためノーマルタイヤでは走れないだろう。

湯沢で降り、十二峠、魚沼スカイラインを走る。魚沼展望台で南魚沼を見下ろすと素晴らしい景色で感動した。

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魚沼スカイラインを北に走ると、途中で通行止めになっていて、そこまで行くと道にたくさんのカマキリがいた。確認できた限りでは、1匹を踏んでしまった。まだ生きているが、いずれ死ぬことになる。こういうときはいっそ殺したほうがいいのかどうか。私は殺すのは嫌だなぁと手は下さなかったが、どちらがいいのだろうか。

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 16時ぐらいに南魚沼の弁当屋でご飯食べ、ここで泊まろうかなと思っている、山の中にあるキャンプ場に電話すると、時間内に着きますか?と言われた。無理でしょうという雰囲気がある。地図を見て距離を確認し、大丈夫と判断したので着きます!と答え、出発。魚沼で352号線を走り、山道へ。越後三山は景色よく、走るクルマもほとんどなく、最高だった。

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ただ、日が沈むとほぼ真っ暗になってしまった。いま、自分がどの辺にいるのかもわからない。そんな状況で走っていると、18時30分ぐらいか、旅館と併設したキャンプ場が現れた。これ以上走るのは暗くて危ないし怖いし、少なくともここには人がいる。私は山奥のキャンプ場で、ひとりで泊まるのは絶対に無理だ。幽霊が出たら逃げようがない。だから泊まる予定のキャンプ場にも、他に宿泊客がいるかどうかを確認している。いないなら他を探すし、山になければ市内で泊まる。夜になってしまったので、ここで泊まることにした。圏外なので旅館で電話を借りて、予定していたキャンプ場に謝ってキャンセルする。

起きると天気よく、周りを見渡すと、素晴らしい環境の場所だった。魚沼市鷹ノ巣という土地で、「清四郎小屋キャンプ場」という。地図には載っていないキャンプ場だ。

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嬉しいことに、川のせせらぎが聴こえるので、荷物をまとめて山の奥に入ると、これまた素晴らしい清流である。只見川だ。飲むとすごーく美味しい。しばし楽しんでから、福島へ出発する。

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新型CX-5、東京駅でお披露目

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東京駅で降り、八重洲方面に向かっていると、新型CX-5が展示してあった。

おもしろかったのは、けっこう人気があったこと。多くの人が立ち止まって見、写真を撮っていた。クルマに関心がない人の方が多いが、潜在的にカッコいい対象ではあるのだろう。

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CX-5は世界的に売れたモデルであり、マツダとしては新型も力を入れて開発したはず。性能は乗ってみないとわからないが、エンジンやシャシーは現行の改良なので、乗ってみると劇的に変わったね、とはならない。ということでデザインやが、たしかにカッコいい。そこは素直に認めるが、おもしろいことに現行モデルとほぼ変わっていない。これはなかなかの賭けで、デザインのキープコンセプトで売れるのは、今までの例ではあまりない。現行オーナーが新型を見て、では買い替えようとはならないと思う。90%ぐらい同じだ。

マツダの新しいデザインは初代CX-5から始まり、新型で新たな流れが始まるが、これを見て、全体のデザインは変えないとわかった。これでうまくいくかどうか、興味深くみていきたい。成功すれば凄いが、私は難しいのではないかと考える。仮に将来また、経営難に陥っても、前回とちがうのはトヨタが助けてくれること。であるならもっと攻めればいいのに、と思う。ポルシェとかごく一部だけだ、キープコンセプトのデザインで成功し続けるのは。クラウンでさえ、ずっと同じなら販売台数は落ちた。マツダはどうなるだろうか。

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日比谷線の新型車両13000系に遭遇する

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メトロ東西線茅場町で降り、日比谷線の北千住方面行きに乗り換えようとすると、新型車両の13000系が停まっていたので驚いた。ニュースで存在は知っていたが、日比谷線はたまにしか利用しないので新型車両のことは忘れていたのだった。よってそれを見ることができるなんて想像しておらず。

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外観のデザインはカッコよい。現行の車両は、東京で走っているそのなかでは最も古い部類になるので、比較すれば当然、ちがう。車内はライトが付いておらず、暗かったが先頭車両に何人か人がいた。テスト走行である。古くても現行に乗っていて不満を感じる点はないが、新型になれば、シートの幅は広くなるし、エアコンの効きもよくなるので新しい方がいい。

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  大半の人は関心ない


秋葉原駅の駅員に聞くと、今は毎日走っているが、それがずっと続くかはわからない、運行開始日も決まっていない、という。

順調にいけば、デビューは春ぐらいではなかろうか。13000系に乗れる日をたのしみにしたい。

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  現行の日比谷線車両


GSR250と富士山~山梨ツーリング

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首都高から東名を走り、17時30分に海老名SA。その後、走行中にバッグを縛ってる紐が切れた。路肩に停めて確認すると、運悪く、紐が切れた際に右の後ろサイドのボディをえぐっていったので、傷がついてしまった。ツーリングネットと2重に縛っていたので走行はできるが、非常に不愉快である。せっかくきれいに乗ってたのに、安物の紐なので耐久性が弱かったわけだ。

そんなことがありつつ19時過ぎに御殿場ICを降り、「表富士グリーンキャンプ場」まで向かうが、富士山に入ると、23号、富士山スカイラインは真っ暗である。よって道路の状況がよく見えないので緊張しながら走っていると、やっとキャンプ場に着いた。ぎりぎりの時間で、20時を過ぎるとスタッフが帰って泊まれなかったので危なかった。テントを作り、食事をし、さあ明日のためにしっかり寝ようとウトウトしていると、突然!お腹に物体が乗っかってきた。ポーンという音がしながらだった。暗かったので断定はできないが、その物体は目には見えなかったと思う。お腹にぐぐっと沈んでいき、しかし苦しむほどは沈まなかったけど、それは5~10秒ほどで去っていった。富士山の麓なので、場所柄、浮遊霊なのだと思う。以降、霊は現れなかったけれど、いつまた来るかわからないので、怖くて眠れなかったのがつらい。一日走るので、寝不足は避けたいのに…。

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起きると、残念なことに曇りで、目の前にある富士山に雲がかかってまったく見えない!うわー、これは厳しいな、きちんと見えたらすごく綺麗なのに。ということで雄大な景色はないが、走る道は素晴らしい。昨日は真っ暗だった富士山スカイラインながら、日中に走るには最高の場所だ。

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  山中湖

 

その後は新五合目PAまでバイクで登り、そして北上する。山中湖、本栖湖を通り、今日泊まる所は、山梨県南巨摩郡早川町にある「南アルプス邑野鳥公園」である。暗くなる前に着いた。知らないキャンプ場だったが、自然豊かな素晴らしい場所だったのでうれしい。

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翌朝、起きて準備を済まし、周辺を散策する。名前の通り、この場所には多くの野鳥が生息していて、バードウォッチングをたのしめる。とくに有名なのは、「ヤマセミ」が棲んでること、と展示と係りの人に教えてもらう。ただ個体数が少ないので、運がよければ見れるが、今回は残念ながら見れなかった。南アルプス邑野鳥公園は泊まる価値のあるキャンプ場だ。

今日は甲府まで行く。甲府に行くのは10年ぶりだ。当時、香川の中学校の同級生が山梨大学にいたので、北海道ツーリングの帰りに泊まらせてもらったのだった。甲府で武田家の躑躅ヶ崎や信玄の墓、甲斐善光寺にいく。驚いたのは墓で、甲府駅から3㎞ほどしか離れてないので、観光名所のひとつになっているのやが、手入れがきちんとされてなかった。武田じんじゃの巫女さんが言っていたように、地元で信玄と呼び捨てにする人はいないほど愛されている人の墓の手入れがきちんとされてないのはなぜだろう。

そんなことを考えつつ甲府を離れ、奥多摩の、東京で最も走るのがたのしい場所を走り、八王子に出て、甲州街道で家路に着いた。

 

GSR250と新潟~福島ツーリング 福島編 - Toita blog

川崎大師に参拝する

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川崎大師は初詣の参拝者数が全国6位ほどで、他地域で住んでいる人も名前は知っているだろう。川崎という人口の多い場所で考えると、規模も大きい。家からバイクで1時間10分ほどで着く川崎大師に、2年ぶりに行ってきた。

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おもしろかったのは、廟のような所に入ると、若いお坊さんが座っていた。人が常駐してるなんて思わなかったので驚いたが、まずは仏さまに手を合わせて、お寺の人に質問したかったことを彼に聞いてみた。

 

私 「すみません、教えて頂きたいのですが、お寺でお参りする際に、こうやればいいといったことはありますか。たとえば神社なら2拝2礼1拝と決まってますが…」

お坊さん 「手を合わせるだけでよいです」

何かをしたい私としては、その返答にちょっと納得できなかったので、「え、それだけでいいのですか?」と食いつくと、

お坊さん 「真言宗ならば、手を合わせて、心のなかで『南無大師遍照金剛』と唱えてください」

 

私は感動した。そして興奮しすぎて、次に何を言おうとしたかは忘れたが、「空海が」とつい言ってしまった。言った直後に気付いたので謝ったが、真言宗のお寺のお坊さんで、弘法大師を呼び捨てにする人はいない。ありえない、始祖だ。そこはいち参拝者であってもお坊さんと話す際には呼び捨てするのはおかしい。浅はかな行動をしてしまい、反省しました。

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   お話はこの廟で

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川崎大師はすばらしいお寺であるし、家からそう遠くもないので、1年に1度は参拝したいと思った。私は空海を愛している。香川で住んでいたので、彼の生まれた善通寺には行ったことあるし、高野山にも行ったことがある。高野山はすばらしい宗教都市だ。特に奥の院に通じる道はよい。信長や信玄などの、戦った者同士の墓がそこにはある。

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↓  私のお寺巡り

寺123 の検索結果 - Toita blog

↓ 私の神社巡り

http://suzaku-umenoya.hatenablog.com/search?q=%E7%A5%9E%E7%A4%BE123

 

スズキ GSR250納車

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私のカワサキ 250TRのリアタイヤの溝がなくなり、さらにチェーンとチェーンスプロケットも交換せねばならなくなった。古いバイクはパーツ交換にお金がかかる。よって新たにバイクを買うことになった。

どのバイクにしようか調べた結果、GSR250に決めた。スズキを買うのは初めてなのでうれしい。これで日本の4メーカーはすべて所有したことになる。千葉のバイク屋に2度行き実車を見、上野のバイク屋で借りて20㎞試乗し、納得したうえで契約した。2015年6月、晴れて納車である。

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GSRで5台目のバイクになる。昼までに納車手続きを終え、TRにお別れをする。今までありがとう!おもしろかったのが、当初、TRは買い取れないと言われた。むしろ廃車費用がかかるが、それは店が負担すると。それでもしつこく交渉し、3000円で買い取らせた。バイク屋は私に、「廃車にする」と言った。それは納得で、エンジンなどが壊れてるわけでないが、交換部品が多くて商品にならないのだろうなと思った。しかし初回点検で1ヶ月後に店へゆくと、全国最安(たしかGoo bike)の本体価格7万円+整備費5万か6万円で売っていて驚いた!価格だけみればむちゃ安いのですぐ売れたのやが、買った人は期せずしてチェーンスプロケットなどを交換せねばならない。さすがにリアタイヤは交換していたが、中古タイヤだった。サスなど他にもガタがきている箇所があり、買った人がどういう使い方をするかにもよるが、それなりに走るつもりなら安物買いの銭失いである。もしかすると、1万㎞以内に寿命になるかもしれない。バイクは走行中にトラブルを起こせば死ぬ危険があるので、中古車は安さで選んではいけない。程度の悪い中古車が多く出回っているのだった。バイクは危険度が大きい乗り物でもあるので、できれば新車で買いたい。中古ならメーカー直営店の特選中古車や、ディーラーが、売った相手を知ってるケースなどがよい。安くバイクを買いたいと思うなら、バイクに乗るべきでない。

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同じ排気量やのに、車体サイズがまったくちがう。なにより技術の進歩の差で性能がちがう。1気筒と2気筒のちがいも大きい。やはり最初は慣れないもので、シフトチェンジすらギクシャクする。そのまま九十九里浜までツーリングにゆく。180㎞ほど走ったので、タイヤの剥きは終わり、GSRになんとか慣れてきた感じ。タコメーターがあるのがうれしい。

 

10年後の自分へのGSR250評 - Toita blog

GSR750がやってきた 私はスズキに首ったけ♡ - Toita blog

 

私が乗っていた、カワサキ 250TR

250TRに乗った期間は2年と7ヶ月ほどで、17000㎞ほど走った。250TRとの別れは寂しかった。なんといっても、一度もコケず、一度も事故をしなかったのは最もよいことだ。しかしトラブルはあった。

東北ツーリングの初日に、東北道を380㎞走って山形北ICで降り、トイレから戻ってエンジンをかけるとかからなくなった。以前に前兆はまったくない。やっとこさかかったので、15㎞ほど走ったが、今にもエンジンが止まりそうだ。これ以上、市内から離れると危険やと判断し、道の駅「むらやま」で止まる。

バイク屋を調べると市内にレッドバロンがあったので電話をかける。すると、本来ならレッドバロンで買っていないと修理しないが、GWで他のバイク屋は休みなので特別にみてくれるという。GWにツーリングにゆく人は多いが、バイク屋の大半は休みなので、トラブルを起こせば大変な目に遭うのだった。

次に保険会社に電話し、レッカー車を呼んでもらう。保険を使ってみて初めて知ったが、レッカー移動がサービスに入っていて、20kmまでなら無料だ。三井ダイレクト損保はよい保険会社やと思う。そんなこんなでバイクを積んで店まで持っていく。みてもらうと、おそらくバッテリーが死んでいるのが原因だという。したがって1日預けて、それを替えてもらった。山形市内で起きたトラブルなので運よく対応できたが、東北の山の中とかでエンジンが止まってしまえば大変なことになっていた。レッカー代が5万円や10万円になる。県庁所在地でのトラブルは不幸中の幸いだった。といったトラブルも、無事に解決したならば良い思い出のひとつになる。250TRには感謝の思いしかない。

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250TRの特徴を挙げれば、まずは単気筒であること。単気筒特有のエンジン音や振動はおもしろい。ただし、1気筒でギアが5速ということもあり、100㎞/hを超えると振動と音がかなり大きくなるので不快である。したがって都内を走る速度域では愉しめるが、飛ばすのなら単気筒はよくない。19馬力と非力なエンジンである。250TRはバイク好きが乗るには物足りないが、逆にいえば性能をフルに使いきれる愉しさはある。

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そしてサイズがコンパクトである。これも良い面悪い面とあるが、取り回しは楽だ。肩の力をまったく入れずに乗ることができるのはよい。バイクの最大の魅力のひとつは気軽さであるから。

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燃費はたしか、街乗り25㎞/h前後、ツーリングで30㎞/h以上は走ったと思う。250ccは燃費よい。しかしながらタンクが小さいので当然、燃料タンクも小さくなり、ガソリンは6.5Lしか入らない。したがって120㎞ほど走れば給油せねばならず、それはけっこうめんどくさい。

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   能登半島先端、ランプの宿の崖上

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  青森の岩木山

 

タコメーターがないことからもわかるとおり、正統派のバイクではない。250TRのだめなところはスポークホイールであること。これは錆びるのでだめだ。そしてブロックタイヤは意味不明である。ふつうのオンロードタイヤに交換できるので最後は私もそれに替えたが、ブロックタイヤのときは運転がしずらく、状況によっては危険ですらある。純正でブロックタイヤを履かしたカワサキの判断が理解できない。よい面などないと思うが、どうだろうか。250TRをオフロードメインで乗ってる人なんていないじゃないか。さらに文句があるのは、キーの差込口がタンク下にあること。わざわざ不便になる場所にそれを作るセンスがわからない。メーターの下でいいではないか。

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  石川県の千里浜なぎさドライブウェイ

 

250TRは2013年に生産中止になり、後継モデルは開発していないだろう。けれども250TRは非常によく売れたモデルである。気軽さとデザインが受けたのやと思う。硬派なカワサキにしては、珍しいバイクだった。

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  ライダーハウスの駐輪場

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GSR750がやってきた 私はスズキに首ったけ♡ - Toita blog

井の頭公園を散策する

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吉祥寺は「住みたい街」ランキングで1位になるほどの人気ある街やが、23区では私の住んでる場所の真逆である。よって遊びにきたのは2~3年ぶりぐらいになる。

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私は服買ったりする趣味はないので、吉祥寺を歩いても買う物は何もない。楽しいのは街ではなく隣接する井の頭公園だ。ここは都内有数の自然豊かな公園である。冬は寒いが、夏ならボートに乗って遊べばいい。

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井の頭公園のためだけに、遠くから遊びにいってもよいほどであるが、私の場合はそうはいかない。なぜなら近所に葛西臨海公園という、こちらも素晴らしく自然豊かな公園があるからだ。公式ツイッターをみてると、ほんとうにいろんな種類の鳥たちが棲んでいて驚く。私は公園で遊ぶという習慣が小さいころからないのであまり行かないが、それはもったいない。

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井の頭公園で驚いたのは、バイクの駐輪場が200円であること。1時間でなく1日である。東京の大きな繁華街でこの金額は他にない。安くて1時間100円だ。8台分しかないので、たぶんすぐ埋まるのだろうなと思って電話して聞くと、「埋まったら臨時スペースをつくるので大丈夫です。そこは臨機応変に対応します」と返事がきた。私は感動した。ふつう、こういった施設は杓子定規にこれで決まってるのやからこれだ、と融通が一切きかないケースがほとんどやが、ここはちがう。バイクなんてクルマに比べれば小さいのやから、どこか空いてるところに停めさせればいいのにと思うが、井の頭公園はそういった対応をしているのですばらしいと思った。きくと、この公園は都が管理しており、この第2駐車場は数年前に新しく作ったもので、もともと駐輪場はなかったとのこと。駐車場を造る際に、たまたまスペースが空いたのでバイク用も造ったとのことで、バイク乗りにとってはうれしい。

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